ESRC National Centre for Research Methods (NCRM)のコミュニケーション・マネージャー Dr Eva Nedbalovaがresearch method選択のヒントをご紹介します。

研究プロジェクトに取り組む際、考えなくてはならないことがなんと多いことでしょう!研究計画について考えなくてはなりませんし、リサーチ・クエスチョン、データ収集、評価、議論、プレゼンテーション。本当に圧倒されそうになりますし、いざ学術的な取り組みとして構成し始めると、頭の中では素晴らしいアイディアだったものが一転、複雑な悪夢に思えてくることもあるでしょう。研究プロジェクトの計画と実施における最大の課題の一つは、どのように研究方法を選択すべきかということです。

このブログ記事で適切な研究方法を選択するためのステップとヒントをご紹介します。

誰でもどこかから始めなくてはならない:

研究方法を選ぶ際、どこから始めるのが最適でしょうか?

  • 研究デザインとプロジェクトに取り組むための視点や枠組みに基づいて決めていますか?どのような視点で研究に取り組むかがまだ不明確だった場合はどうしますか?
  • もしくは、馴染みのある方法を選びますか?一番簡単そうな方法にしますか?でもその選択を正当化できますか?

研究の目的を定義することで進むべき方向を明確に:

ではどこから開始すべきでしょうか?最適な方法は、その研究に乗り出そうとした根本に戻り問いかけることです。あなたの研究は何を目的としていますか?ここで一拍おいてください。この質問には、自身のプロジェクトの一般的に見た価値を(「より良い世界の実現のため」のように抽象的すぎないように気を付けて)考えながら、広い視野を持って取り組みましょう。そして心に浮かんだものを書き留めていきます。(もしどのようなことを書いていくべきか見当がつかない場合は、NCRMの‘how to choose a research method’ といういポスターを上からたどっていってみてください)

how to choose a research method

文化や関係性についてあるいは、新たな現象についてのリサーチ・クエスチョンを持ち、社会的なプロセスやそこに参加している人が持つ意味を深く探索したいと思っているかもしれません。その場合の研究方法はおのずと、インタビューやフォーカスグループ、観察、日記、ケース・スタディやエスノグラフィーなどとなるでしょう。

もしくはすでに第三者が収集したデータがあり、そのデータが何を語るか探索したいと思っているのかもしれません。その場合は文書解析やメタ・アナリシス、管理データ分析もしくはビッグデータの分析などの方法を選ぶことになるでしょう。

あるいはまた、「より良い世界の実現」を真剣に考え、社会的なプロセスに挑み変革をもたらそうとする野心をいただいているかもしれません。その場合は、トランスフォーマティブ・リサーチ・フレームワークや批判的手法、実験的手法、アクション・リサーチや参加型のアプローチが適しているでしょう。

もしある組織内や地域内の集団を理解することや行動を予測すること、もしくは因果関係や自然法則を探索することに関心があり、そしてさらに数字に強ければ、サーベイや社会実験を選びたいと思うかもしれません。

一つの手法を選べないからといって慌てないで!

複雑な課題に関してすべてを語りたい場合、複数の方法を採用したくなるかもしれません。創造的な方法を採ったり、複数の方法を組み合わせることを選択したくなることもあるでしょう。

研究の目的な何かを問いかけながら、一歩ずつ進めていきましょう。問への答えを書き出し、指導教員や同僚、書籍(例えばWhen to Use What Research Design by W.P. Vogt)やオンライン・リソース(例えばwww.ncrm.ac.uk/explore)など、使えるリソースをうまく活用することを確認しましょう。

皆さんは、どのような研究方法を考えていますか?

著者 Eva Nedbalovaについて

Eva is the Communication Manager of the National Centre for Research Methods (NCRM). Eva loves to study and work in marketing for higher education, because it is an important, lively and in the same time surprisingly controversial field. In 2015 Eva finished her PhD on ‘Understanding the interaction between a university and promotional services’. She used the case study design and conducted and analysed a number of semi-structured interviews. This made her interested in research methods and led to her current passion – promoting the valuable work of the National Centre for Research Methods.

元記事 – How to choose a research method | The NVivo blog

2017年4月3日(日本語翻訳版2017年8月4日公開)

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